出口を決める
みなさん。例えば、スポーツの練習をする時、何を目的に練習していますか?
「うまくなりたいから」大体の人がそういうのではないでしょうか?
僕もそう思っていましたし、先週僕が教え始まった子どもたちに聞いてみたところ、全員がそのような答えでした。
それじゃあ、うまくなれる練習も水の泡と化します。
これは、教える方にも、実行する方にもぜひ知っていて欲しいです。
僕の話
僕は、たま〜に出口を決めてやっていたことがあったんです。
その練習の前日に、めちゃめちゃ強いチームと練習試合だったんです。
オフェンスで今までずっとスピードだけでディフェンスを抜けていたものが、
全く抜けなかったんです。
そんな時に、「あ、今のままじゃダメなんだ、自分よりも足の速い奴を抜けるように何か工夫してみよう」と思ったんです。
それを次の日に、試行錯誤して、同じチームの自分よりも足が速くてディフェンスが上手い奴を抜いたんです!
今になって思いますが、あれが出口を決めることの大切さだったんだと。
学ぶ方々へ
あんまり、この表現は好きじゃないんですけど、常識的に考えて学ぶ方の方々。
選手や、生徒ですね。その方々は、練習をする前に、勉強をする前に、
出口を決めておきましょう。自分の中だけでいいんですけどね。
それだけで、スポーツの練習がわかりやすいので、それで例えると、
この練習の中で、自分の出口につなげるためにはどうしたらいいんだろう
って物凄く考えると思うんです。それがすごい大切です。
社会に出てない僕が言うのもなんですが、やっぱり社会に出たあとって、作業をこなす力よりも、自分で考え、他の人の想像を超える成果を上げることができることが重要になってくると思うんです。
そのためには、何を出口に設定し、それに向かって自分で何ができるか全力でやる。
これがとても大切だと思います。
また、学校とかで授業がつまらなかったとしても、ちょっと悪い例にはなりますが、
「先生が説明している間に、この問題を終わらせる!」とかでもいいと思うんです。
そしたら余った時間は何に使ってもいいと思いますし、正直、自力で解いた方が身につきますし、僕はいつもそんな感じでやってます(笑)読みたい本があるので。
という感じで、細かく区切ってもいいし、全体でもいいので、出口を決められるといいかもしれませんね。
教える方々へ
教える方々は、先ほど書いたような考えの子ども達ばかりにはならないと考えておいた方がいいと思います。
そのため、授業や練習が始まる前に、今日の出口をしっかりと示しておくことが大切です。それの方が、効率も上がりますし、内容も濃くなると思います。
アクティブラーニングもそうでした!最初に「この課題を解決する」という出口が示されていて、そのために自分ができる最適なアクションはなんなのか。
という感じで向かっていく。これが、自分で考える力をつけ、定着率も上がる、
まさに一石二鳥、濃い内容にできるということなんです。
出口を作ることについて
ちょっと図で説明したいと思います。
スマホで手書きで打ったので分かりにくくてすいません(笑)
出口がわかっていないとこんな風にぐちゃぐちゃに…(笑)
でも、出口がわかっていると、この絵は極端すぎるかもしれませんが、まっすぐに進むことができ、効率が良くなると思います。
ぜひ出口を作って物事に取り組んでみてください。