「過去のこと」はあくまで「過去のこと」
昨日、起業の勉強の一環として、
「経営者になるためのノート」の講義に参加してきました!
そこで学んだことについて書いていきたいと思います。
いくつかあるのですが、今回は一つのことだけ書いていきたいと思います。
経営者になるためのノートより
今回は「リスク」ということに関してのテーマでした。
その時に「リスク」には二つの種類があるということでした。
一つ目が「やる場合のリスク」二つ目が「やらない場合のリスク」
例えば、今、会社員の方が本気で海外で仕事をやりたい!と思っている時に
「英語の勉強を徹底してやる」ということを考えた時、「徹底して」ということで
会社を辞めて英語の勉強だけに専念する。ということだとしましょう。
やる場合のリスクとは、
「会社を辞めるので、収入がゼロになる。」
「今まで頑張って積み上げてきた地位がなくなる。」など。
やらない場合のリスクは
「海外に行って仕事ができない。」「やりたいことができない。」など。
今回はわかりやすく書きましたが、
この時にどちらの方が自分にとって大きな損失になるのか。
これは長期的な考えなのか、短期的な考えなのかによっても変わってくるのですが、
それを計算して行動していくことが重要だということでした。
そしてこの時、「やるリスク」と「やらないリスク」に
もう一つの呼び名をつけるとすると、
やるリスク=純損失 やらないリスク=機会損失
という風になるんです。
純損失というのは、今持っているものがなくなるということ。
言い換えると「過去、自分の身に着けていたものを失う」ということです。
一方、機会損失というのは文字通りで「チャンスを失う」ということなんです。
これのどちらにリスクがあるのか。と考えると、大体の人が前者なのではないでしょうか。でも本当にそうなのでしょうか?
過去のこと
純損失で失うのは、先ほども書いたように「過去」のものだと思うんです。
僕も昔、バスケをずっとやり続けないと今までやってきた時間が無駄になる!
と思っていたんです。これは別のことを「やる」時のリスク。つまり純損失です。
でも、いろいろな事情から、本当にやりたいことがバスケではなくなった時、そのやりたいことをやるのは今の方がいいと思ったんです。これを逃してはいけない!と。
この時の僕は「純損失」よりも「機会損失」の方が大きいと思ったんでしょう。
こんな風に、何かをやろう!と思った時に「でもこれを失うかもしれない」
と思うことは大抵過去のことなんです。
でも、僕たちが生きていくのは過去ではなく、今であり、未来なんだと思います。
こんなことを言ってはいますが、僕は講演みたいなことをプロジェクトとしてやろうと思った時に、「人が集まらないんじゃないか」「場所はどうするんだろう」とやるリスクばかりを考えていました。
しかも今回の僕の場合は、過去にあったことの損失でもないにもかかわらず
そんなことを考えていたんです。大馬鹿ものだなと思いました。
今、未来を生きていくにあたって過去のことは
役立つかもしれませんし、足かせになるかもしれません。
それのどちらの方が大きな利益につながっていくのか
前にも書いたようにそれを考えることが重要なのでしょう。
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