夢追い人-教育から幸福を生み出す-

不満だらけの現状に住み続ける方へ。現在の日本の教育に疑問を持ち、顧問と考えが合わないでやっていた部活動をやめ起業する高校生が発信。嫌な現状から勇気を持って飛び出すことを応援するブログ「自分の人生を決められるのは自分だけ。楽しい人生を自ら創りだそう!」

「雑説 韓愈」を読んでの学び

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上の漢文、見たことがあるでしょうか。僕が最近漢文の授業で習っている、

「雑説(作者 韓愈)」の一部です。なぜ毎回作者を書いているのかと言いますと、

雑説というのは、たくさんあるそうなんです。

その中の一つを僕たちは学んでいるのです。

上の画像は一部ですし、意味がわからないと思うので、簡単に内容を説明します。

内容

(千里を走るといわれる名馬とその名馬かどうかを見分けることができる伯楽のお話)

世の中には伯楽がいることによって(名馬が見分けられ)千里を駆ける名馬がいる。

 

千里の馬は常に(発見されないだけで)存在はしているが、

伯楽は常にいるわけではない。

なので、名馬がいるとは言っても、馬の世話をする使用人によって大した扱いを

されず、馬小屋の中で普通の馬と共に死んでしまう。

 

名馬である馬は一回の食事で餌を60キロくらい食べてしまうこともある。

馬を飼っている人はそのこと(自分が飼っている名馬がたくさん餌を食べること)を

知っていて飼っているわけではない。

千里を駆ける名馬は千里を駆ける能力があるとは言っても、餌の量が十分でないと、

力が足りず、才能の優れているところ(千里を駆けること)が表に出ない。

その上、普通の馬と同じになるわけでもない(普通の馬よりも劣ってしまう)。

(その状況の名馬に)どうして千里を駆けることを求めることができるのだろうか。

いや、できない。

 

そして、その名馬をしつけるのに、その名馬にあったしつけ方をしない。

名馬を飼っているのに、名馬の才能を十分に発揮させることができない。

 

そして、馬はこのことを伝えようとしても飼い主に思いが通じない。

飼い主は鞭をとって馬に向かって言うことには「この世には名馬はいない!」

 

それは本当に名馬がいないのだろうか。

それは本当は名馬だとわかっていないのではないのだろうか。

本質を捉えている

どれだけ昔のことかは分かりかねますが、世の中の本質を捉えています。

この話は寓話(例え話)です。

名馬は才能のある人材。

伯楽は優れた上司等。

奴隷人や伯楽以外の飼い主はへっぽこ上司等。という感じです。

そう考えてもう一度読んでみてください。

物語としても、現実のことと考えても、とても筋が通っています。

この話から、指導者が身につけるべき3つのことを感じましたので書いていきます!

1、餌の量

名馬は餌をたくさん食べる。そしてそれが足りないと才能を発揮できない。

と本文には書いてありました。これは現実世界に直すとどのようになるか。

飴と鞭でいう「飴」とも考えられますが、僕は経験の数を暗示していると考えます。

才能のある人間であればあるほどたくさんのことをこなし、

質を上げ才能を発揮させていく。そういうことでしょう。

でも、経験ができない場所に置かれていたら質を上げるも何も、才能が発見されることもない。ゆえに才能のある人間として認められないのではないでしょうか。

なので、指導者が身につけるべき3つのこと。

1つ目は「たくさんのことを経験させてあげること!」です!

2、名馬にあったしつけ方

これはとてもわかりやすいですね。結論としては指導者が身につけるべき3つのこと。

2つ目「相手にあった指導法をする」です!

人は全員違っています。十人十色です。

それに対してずべての相手に同じ指導方法でやっていたら合わない人がいるのも当然のこと。それにより才能が開花しないこともあります。

最近読んでいる藤重佳久さんの「やる気と能力を120%引き出す奇跡の指導法」

にも次のようなことが書いてありました。

(少し僕の解釈が入っていますがご了承ください。)

 

Aという生徒に合った指導法がBという生徒に合うとは限りません。

体力も知能も体格も性格も、1人1人違うのが人間です。

もちろん結果として同じ指導内容になることもありますが、大前提として

「1人1人に合わせた指導法」が必要だと私は考えています。

100人に通じた指導法が1人には全く通じないことがあるのです。

 

まさに今回の内容と同じですよね。

大変なのは重々承知です。でも、それくらい手間をかけてあげるのが本当の指導者。

伯楽なのではないでしょうか。

3、馬の考えが通じない

今回の話でいうと、馬は「もっと餌が欲しい。」や「もっとちゃんとしつけをして。」

などと思ってはいても、飼い主に考えが通じないんです。

「馬だから当たり前じゃん」と思った方。そんなのは見当違いです。

本気で心を通わそうとすればきっと考えがわかるはずです。

人間の指導者が人間なのであればなおさらわかります。

それを聴いてあげ、行動を起こしてあげる。

それが信頼や、より才能を引き出すことにつながります。

これが指導者が身につけるべき3つのこと。

3つ目「指導される側の考えを聴く」です!

まとめ

名馬=才能のある人材はこの世にはたくさんいます。

というよりも僕はこの世にいる人すべての人に何かしらの才能があると信じています。

なぜなら難病に侵された方も、何かしらの形で人に影響を与えることができる。

それは難病だからではありません。その人の才能です。

その人が行動を起こさなかったら人に影響が与えられることなんてないですから。

それを健常な人ができないわけがありません。

それを見つけられるかどうかは指導者が伯楽かどうか。

伯楽になれるかどうかにかかっています。

伯楽になりましょう!

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