陰徳を積めなかった僕、陰徳を積んで成功した偉人
先日「陰徳」というものについての話をしました。
それの続きです。まだ読んでいない方は先にこちらをどうぞ。
kakeru-hedgehogs-8.hatenadiary.jp
部活をまだやっていた頃
僕がまだ部活に行っている時。土曜日に学校でテストがあった時。
僕たちバスケ部は試合だったので認欠という形でその日は休みました。
僕はできるだけ部活を休まないようにと思い、他の人は部活がある時間帯に
テストを受ける中、部活も学校も休みだった日に学校に行って、
一人でテストを受けたんです。
別の話にはなりますが、他にもいつも部活の前、できるだけ早く行って準備をしたり、他の人のために率先して働いたりしました。
一見するといいことをしているけど…?
今の話だけを聞くと「すごい頑張っているな」とか、「人のために。優しいね!」と
思ってくれる方がいるかもしれません。
でも、実際はそんなものではありません。僕は試合にでれないのがすごく嫌で、
もちろん練習も頑張っていましたが、それと同時に
「人のために動けば試合に出してもらえるんじゃないか」
と思っていたんです。陰徳を積むことの記事にも書いたように
これは陰徳を積んでいるように見えて、見返りを求めているため
全く陰徳が詰めていないんです。だからいいことが起こらなかったのでしょう。
何事も見返りを求めてもいいことなんてありません。
陰徳の難しさ
せっかくなので陰徳についておさらいをしておくと、
見返りを求めないで誰かのために役立つこと。
積んだ陰徳は自分に幸福として帰ってくるが、
いつ自分に幸福として返ってくるのかはわからない。
というものでした。
いつ返ってくるかわからないもののために頑張るということはとても難しいですが、
見返りについて考えなければ、自分の親切心によって動けば自然と陰徳は積まれます。
他人のことを思いやる心で行動していきましょう。
陰徳の成功例
なかなか説明しにくい「陰徳の成功例」なのですが、歴史上の人物で
ものすごい成功を収めた他人がいるんです!
それは「徳川家康」です!
誰もが知っている、江戸幕府を作り、一時代を築き上げた偉人中の偉人。
彼は小さい頃からさまざまな家に徳川家の人質として転々としていました。
それは見返りを求めていたのではなく、お家のため、ただそれだけ。
人質の時代が終わっても織田信長、豊臣秀吉などにいいように使われ、
それでも他人のためにひたすらに我慢し続けました。
その結果が江戸幕府です。すごくないですか?!陰徳の力!
あえて僕自身が経験した失敗例、偉人による成功例を出しました。
規模が全く違いますが、陰徳の力とはものすごいものなのだと実感するには
もってこいだと思ったので書かせていただきました。